2103年3月四條隆彦さん、藤井真紀子さん

「中国に日本料理の精神を」
四條司家第41代当代
四條隆彦
3月4日(月)

庖丁儀式に使用する庖丁刀にちょっと驚いたキャスターの
吉井歌奈子さんと小堺翔太さん














ゲストは平安時代から続く四條司家の41代目。平安時代に天皇のもとで料理の調理法や作法を系統化したのが四條司家。四條さんは現在も、「庖丁儀式」を通して、人間が生きるために殺生をしている生き物への供養を行い、そして、日本料理の技や心などを多くの人々に伝えています。


タイで披露した庖丁儀式


タイ王室との交流会

スタジオには儀式に使う包丁と真魚箸を展示。そして、「日本料理は引き算の料理」という料理の違いを紹介。中国はエビチリソースのように、ソースや調味料を加えていき、素材以上の味を出すのが中国。日本は、素材の味やえぐみをひきだす料理。小堺さんは「素材をひきだすことが引き算ということなんですね」と感心。そして今後の活動として紹介したのが、中国江蘇省に日本料理学校を作ること。双方が留学生を受け入れながら、調理の技術だけでなく、日本では野菜を育てることから教え、日本料理の素材に対する考え方を教えたいという。吉井さんも「米や野菜を育てることから教えるんですか?」とビックリ。両国の食文化の違いを超えて、交流を願う四さんの熱い思いを語って頂いた。

 

 

中国のお茶と遊ぶ

中国政府公認評茶員・茶藝師

藤井真紀子

3月5日(火)

 

 

 

知っているようで知らない中国茶。今日は、茶藝師の藤井さんから、中国茶の楽しみ方を紹介して頂いきました。まずは緑茶、黒茶など基本の6つのお茶を紹介。

茶葉それぞれに色も葉の大きさも違い、1万種類ともいわれる中国茶、改めて中国茶の幅の広さを感じました。

 

 

器や飲み方で味が違うのはビックリ。蓋付きの蓋椀という磁器の器で飲む方法は、茶碗に茶葉を入れて湯を継ぎ足していくもの。好きな濃さに調節しながら飲めるので、一人用で贅沢な飲み方。もう一方では、「工夫茶」という入れ方。急須は土で作った「紫砂茶壷」、保温性が高く、青茶や紅茶などが適している。この入れ方は、均一の味を出して、みんなでワイワイ楽しむもの。

 

まずは、茶水で器を温めてから、香りを楽しむところから。吉井さんは「清楚な香りですね。リラックスができそう」と、気に入った様子。聞香杯という茶碗をひっくり返す技に小堺さんも挑戦。やはり、ちょっと手元が・・・。お茶を囲んで賑やかな雰囲気に。まさにお茶で遊んでいるよう。

 

 

 

家庭でも中国茶を楽しんで頂きたいと藤井さん。終始和やかなアジカルでした。

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